1173 バーレーン戦 はくぶん 2009-03-28 21:56:40
日本VSバーレーン。
勝つには勝ったが、俊輔の入れた1点だけ。
たまたま壁に当たりコースが変わって入ったフリーキック。
壁に当たらなくても入ったのかもしれない。
しかし、問題はそのフリーキックではない。

あれだけ敵陣でいい形を作っておきながらノーゴール。
シュートまでの形はいい。
そこまでは流れるように繋がっている。
しかし、肝心なのはシュートである。
慎重になりすぎてシュートを撃てない思い切りの悪さ。
敵に囲まれると、しどろもどろになるキック。

敵陣前に敵が多いのは当たり前である。
必死になって守ってくるだろう。
それは当たり前のことなのだが、それが想定されていない。

敵の多いところにパスを出す。
狭いスペースを必死になってドリブル突破しようとする。
いくら敵陣前までの流れがスムーズでも、
そこでもう一つ何らかのアイデアがなければ、
ゴールネットを揺らすことはできない。
その後一つがいつも欠けている。
ゴール前を想定した練習が足りないのだろうと思う。
敵が必死になって守っているゴール前の想定が。

見ていて思ったことだが、アメリカやヨーロッパの上手い国は、
主体である選手が、ボールを客観的に蹴っている。
しかし、日本代表は転がったボールに翻弄される。
あたかも主体はボールであって、選手は操り人形であるかのようである。
ボールの飛んだ方向に群がる。
敵との小競り合いが多い。
これがゴール前に弱い原因ではないかと思われる。

勝ち点3を上げ、暫定でオーストラリアを抜いて首位に立った日本。
恐らくアジア地区最終予選は突破するだろうが、ゴール前の冷静さと客観性。
これが上達しない限り、WC本大会で、また1回戦か2回戦で敗退してしまうだろう。
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