1552 2010年F1エントリー受理リスト はくぶん 2009-06-13 16:45:14
FIAは昨日、2010年度のF1参戦申請をしたチームの中から、
次の13チームを正式に受理した。
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フェラーリ
トロ・ロッソ
レッドブル
ウィリアムズ
フォース・インディア
カンポス・グランプリ
マナー・グランプリ
チームUSF1
マクラーレン(※)
BMWザウバー(※)
ルノー(※)
トヨタ(※)
ブラウンGP(※)
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ただし、※印が付いているチームは、
先の予算制限案に反対している為、条件付きエントリーであり、
今後FIAの対応次第ではF1を撤退する可能性もあり得る。

それにしても、あれだけ強気な発言をしていたマックス・モズレーが、
そんな行き先不透明なチーム達をよく受理したものだと思う。
やはりMシューマッハの発言にもあるように、
F1はメーカー系チームに抜けられると困るんだろう。

予算制限反対の旗頭フェラーリは、無条件エントリーの受理となっているが、
当のフェラーリはこれを否定している。
またレッドブルとトロロッソも無条件エントリーを否定している。
しかし、FIAが無条件エントリー扱いにした背景には、フェラーリとFIAの密約、
レッドブルとトロロッソのオーナーとモズレーとの個人的関係が疑われている。

チームUSF1は当初から注目されていたが、
ローラやブラバム、マーチといったF1の名門チームもエントリーする中、
ほとんど話題に上らなかったカンポスやマナーが受理されたのは意外である。
結局ローラやブラバム、マーチは2010年度は落選という形になってしまったが、
不確定要素の残る5チーム(8チーム)の行方が依然不透明な為、
最終決定の時期までは補欠リストにその名前が残るものと思われる。
もちろんその旨、通知も行っているだろう。

2010年度のエントリーに関しては、事後に申請済みを公表するチームが出て来た為、
最終的に一体何チームが申請の手続きをしたのか、まったくもって不明である。
当初は全部で16チームが申請したと言われていたが、
実際にはどうも20チームくらいは手続きしたのではないかと思われる。

フェラーリやレッドブル、トロロッソの無条件エントリー扱いを巡って、
今後FOTA内部でごたごたが起きる可能性もある。
FOTA会長はフェラーリ社長ルカ・モンテツェモロ。
会長自らが抜け駆けしたとしたら、FOTA存続の危機にも繋がる。

フェラーリやレッドブル、トロロッソの否定声明に対して、
モズレーがどのようなコメントを発表するか注目される。
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