1570	F1分裂の危機	はくぶん	2009-06-17 21:35:52
予算制限案で真っ向から対立するFIAとFOTA。 昨日、両者による協議が行われたが、結局物別れに終わったらしい。 タイムリミットは6月19日（金）。 この日までに両者が折り合わなければ、 条件付エントリーとなっているマクラーレン、BMWザウバー、ブラウンGP、トヨタは、 FIAにより来季の参戦を拒否されることになる。 フェラーリ、レッドブル、トロロッソも条件付エントリーを主張しているが、 FIA側は無条件エントリーとして受理したので、参戦拒否の対象にはならない。 結果次第では10チーム中5チームが消滅するしれない来季のF1シリーズ。 FOTAも半分がいなくなれば空中分解してしまうだろう。 最悪の結果になったとしても、来季の参戦だけは保証されたフェラーリ。 周囲の非難はいかほどかはわからないが、別シリーズの開催という道はなくなりそうだ。 無条件エントリーとして受理。 これがマックス・モズレーのフェラーリを残す秘策だった。 条件付エントリーを主張し続けて最終的に他の5チームと運命を共にする。 まさか、フェラーリがそんなことはすまい。 マックス・モズレーとルカ・モンテツェモロの真っ向対決は、 どうやらモズレーに軍配が上がりそうだ。
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