1667 F1第9戦ドイツGP決勝 はくぶん 2009-07-13 02:06:26
中低速サーキット、ニュルブルクリンクで行われた、
F1第9戦ドイツGP決勝の結果は以下の通り。
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優勝:ウェバー(レッドブル)
2位:ベッテル(レッドブル)
3位:マッサ(フェラーリ)
4位:ロズベルグ(ウィリアムズ)
5位:バトン(ブラウンGP)
6位:バリチェロ(ブラウンGP)
7位:アロンソ(ルノー)
8位:コバライネン(マクラーレン)
9位:グロック(トヨタ)
10位:ハイドフェルド(BMWザウバー)
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見事なポールtoウィンで初優勝を遂げたウェバー。
2位のベッテルと共に安定した走りを見せて、
レッドブルの速さをまざまざと見せつけた。
ニュルブルクリンクとホッケンハイムを通じて、
ドイツGPで過去にポールtoウィンを果たしたのはMシューマッハだけらしい。
それくらいドイツGPは順位変動の激しいレースということだろう。

オープニングラップでバリチェロに幅寄せし、
ドライブスルーペナルティを食らっても、
最後には優勝してしまうというレッドブルの速さはまさに驚異的。
インタビューでマッサがKERSとダウンフォースを交換してくれとジョークを飛ばしたが、
それくらいレッドブルの空力が優れているということだろう。

今回は作戦ミスということもあるが、
序盤戦のような圧倒的速さのなくなった感のあるブラウンGPは、
バトンがポイントでまだ首位をキープしているとはいえ、
かなり苦しい状況に追い込まれていることは確かだ。
次回ハンガリーGPで改良マシンが投入されるとのことだが、
果たしてレッドブルにどこまで迫れるのか注目される。

スタートダッシュであわやトップに立つかと思われたハミルトンだが、
第一コーナーでコースアウトし、その後、接触があったのか、
リアタイヤをバーストさせてしまう。
それ以降はずるずると後退し、良いところなし。
今季のハミルトンには過去2年間に見られた安定感がまったくない。

一時は2位を走っていて、フォースインディアに初ポイント&初表彰台の期待のかかったスーティルだが、
ライコネンと接触しフロントウイングを破損してやむなくピットイン。
結局最後はフィジケラより下の15位に終わってしまった。
この接触はレース終了後に審議になると言っていたが、果たしてどうなったのだろうか。

ドライバーズポイント
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1位:68 バトン(ブラウンGP)
2位:47 ベッテル(レッドブル)
3位:45.5 ウェバー(レッドブル)
4位:44 バリチェロ(ブラウンGP)
5位:22 マッサ(フェラーリ)
6位:21.5 トゥルーリ(トヨタ)
7位:20.5 ロズベルグ(ウィリアムズ)
8位:13 グロック(トヨタ)
8位:13 アロンソ(ルノー)
10位:10 ライコネン(フェラーリ)
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今回で2位のバリチェロを一気に追い抜き、
2位と3位に躍り出たレッドブルの二人。
バトンとベッテルの差は21ポイントに縮まった。

ポイント差から言って、今年のワールドチャンピオンは、
ブラウンGPとレッドブルに絞られたと言ってもいいだろう。
破竹の勢いのレッドブルと、翳りの見えるブラウンGP。
21ポイント差がどうなっていくのか、非常に楽しみになってきた。

コンストラクターズポイント
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1位:112 ブラウンGP
2位:97.5 レッドブル
3位:34.5 トヨタ
4位:32 フェラーリ
5位:20.5 ウィリアムズ
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こちらもブラウンGPとレッドブルの一騎打ち。
もう14.5ポイント差しかない。
2チームの勢いの違いを考えれば、こっちは簡単に逆転がありそうである。

次戦は高速サーキットのハンガロリンク。
またレッドブルが1-2フィニッシュで逃げ切るのか。
ブラウンGPがニューマシンでそれを阻止するのか。
F1第10戦ハンガリーGPは7月26日。
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