1752 ラ・ロシュフコー はくぶん 2009-08-02 05:33:07
フランスの思想家にラ・ロシュフコーという人物がいる。
彼の言葉に次のようなものがある。

ありのままの自分を見せるほうが、
ありもしないものに自分を見せかけるようとするよりも、
本当は得になるはずなのだ。

確かにこれは真理である。
しかし、ここで一つ注意すべきことは、
彼は“直ぐに”得になるとは言っていないということだ。
“本当は”とは“最終的に”の意。

つまり、本当に得になるまでには、それ相応の時間がかかるということだ。
下手をすると、困難な状況に陥る時期もあるかもしれない。
しかし、最終的には確かに得になるはずなのである。

ただ、直ぐに結果を期待する者や、苦しい状況に耐えられない者は、
この言葉は実践しない方がいいだろうということだ。
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