1790 | 会話 | はくぶん | 2009-08-14 03:46:27 |
会話には人の情緒を育み安定させる効果があるらしい。 そう言えば、昔、会社の女の子が“女の子にとって話は栄養”と言っていたが、 女の子に限らずとも、それはまさにその通りだろう。 とは言っても、どんな会話でもいいわけではない。 大勢でわいわいガヤガヤ喋る賑やかな会話や、 相手に心を開いていない会話には、その効果はないとのこと。 なにも静かに語る必要はないが、互いに心を開いていること、 つまり、相手と心の回線が通じていることが重要であるらしい。 会話の内容など何でもよく、別に下らない話でもいい。 相手が元々その話題には興味がなくても、互いに心が開いていれば、 相手も興味を持つようになり、会話は進んでいく。 互いに心が開いている状態とは、ゆったり落ち着いて話をしている状態なのだそうだ。 妙におどけたりはしゃいだり、喋ることに懸命だったり、話題がころころ変わったり、 それは双方またはどちらか一方が、相手に対して心を開いていない証拠らしい。 最近は友達同士の間でも、こういう会話が多いとのこと。 池の淵で息子に鯉について話していた時、 息子は池の中の鯉をじっと見ながら、その話を真剣に聞いていた。 最後に“良かったな”と言ったら、“うん、良かった”と言って、 その後、その池の周りを歓声を上げながら何周も何周も疲れるまで走り続けた。 その話の中に余程嬉しい何かがあったのだろう。 会話には人の情緒を育み安定させる効果がある。 それを実際に体験した瞬間だった。 |
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