1827 アンチスパム はくぶん 2009-08-17 00:57:56
5日間の盆休みも終わり、明日から仕事。
長い休み明けの5日間は普段より疲れる。

そう言えば、この休み中、中国の彼から返事はなかったな。
土日は先方も休みだとしても、水・木・金のどれかには見ているはずだが。
ただ、木曜日に届いた配信状況レポートに、
4時間の間リトライし続けたが先方に配信できなかった、
という注意が記されていた。
以後5日間に渡って配信し続ける予定である、とも記されていたが、
結局先方には届かなかったのだろうか?
明日もしエラーレポートが来れば、届かなかったということになる。

世界中に溢れるスパム。
しかし、その対策を過度に施してしまうと、
今度は必要なメールまでもブロックしてしまうことになる。
虎の穴社もこの落とし穴にはまっている可能性が高い。

中国はスパム大国。
国内に溢れるスパムを極力ブロックするため、
かなり際どい設定を施しているサーバも少なくないだろう。
しかし、そういうサーバとの通信は、常に大きな危険を伴う。
ちょっとした条件の合致でスパムと誤認され、弾かれてしまう可能性があるからだ。
スパム対策の設定にルールはなく、個々の管理者の判断に委ねられている。
管理者の判断能力や力量も人それぞれ。

安易に高レベルな設定を施してしまうと、次のような事態が簡単に起きてしまう。
・メールを何回送っても先方に届かない。
・エラーメッセージすら返って来ないため、届いたのかどうかもわからない。
こういう危うい状況が世界中で頻発すれば、
だんだんメールの信頼性は失われていく。

アンチ・スパム処理には "重要メールを受け取り損ねる" 危険がいつもつきまといます。1通の電子メールが会社の運命を左右することもあるかもしれません。アンチ・スパム処理は慎重に運用しましょう。

スパムとの戦いにもっとも必要なものは、結局のところあなたの強い "忍耐心" です。おそらくどんなシステムもスパムを完全に防ぐことはできないだろうからです。そんなわけで、日々のメンテナンスにより仕事や生活に影響が出ない程度にスパムを抑えることができているなら、あなたはスパム戦争における勝利者だと作者は考えています。

世界中のサーバ管理者は、この二人の作者の言葉を肝に銘じるべきだろう。
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