1866 F1第11戦ヨーロッパGP決勝結果 はくぶん 2009-08-24 03:08:03
バレンシア市街地コースで行われたF1第11戦ヨーロッパGP。
その決勝の結果は以下の通り。

優勝バリチェロブラウンGP
2位ハミルトンマクラーレン
3位ライコネンフェラーリ
4位コバライネンマクラーレン
5位ロズベルグウィリアムズ
6位アロンソルノー
7位バトンブラウンGP
8位クビサBMWザウバー
9位ウェバーレッドブル
10位スーティルフォースインディア
5年ぶりに優勝を果たしたベテランのバリチェロ。
マクラーレンのピット作業ミスにより逆転したハミルトンとの順位。
確かに予選から速かったが、決勝もバトンが悔しがるほど速かった。
ベッテルのリタイア、ウェバーのノーポイント、バトンの7位により、
バリチェロにもワールドチャンピオンの可能性が出てきた。

レース後半、黒煙を上げてリタイアしたベッテル。
比較的エンジントラブルの少ない今季シリーズにあって、
2戦連続のリタイアは不運としか言い様がない。

ピットに入ってくることがわかっているのに、
タイヤの準備が出来ていなかったマクラーレン。
マクラーレンとしては信じられないようなミスである。
これにより、バリチェロの優勝が確定したといっても過言ではないだろう。
作業ミスの時、ハミルトンの父親が椅子から立ち上がっていた。
しかし、ハミルトンの最後の追い上げは圧巻だった。
5秒近くタイム差があったのに、残り2〜3周で追い上げ、
チェッカーの時にはバリチェロのすぐ後ろまで来ていた。
バリチェロがペースを落としたのもあるだろうが、
その最後まで諦めない精神は、さすが昨年のワールドチャンピオン。

スタートダッシュで出遅れて8位まで下がったバトン。
途中ウェバーにも抜かれ、一時はポイント圏外に。
ベッテルのリタイアのお陰でポイントを獲得することが出来たと言っても過言ではない。
前半の勢いはどこへやら、かなり弱気になっているバトン。
そんなことで果たして最終戦までトップを守り切れるのだろうか。

ドライバーズポイント
1位72バトンブラウンGP
2位54バリチェロブラウンGP
3位51.5ウェバーレッドブル
4位47ベッテルレッドブル
5位29.5ロズベルグウィリアムズ
6位27ハミルトンマクラーレン
7位24ライコネンフェラーリ
8位22.5トゥルーリトヨタ
9位22マッサフェラーリ
10位16グロックトヨタ
依然としてブラウンGPとレッドブルの熾烈なポイント争いは続いている。
今回の結果により、4位だったバリチェロが2位に浮上。
バトンと共にブラウンGPの1-2状態となった。
バトンとバリチェロはまだ18ポイント差あるものの、
バトンの弱気はその差をひっくり返されかねない危うさをはらんでいる。
今後上位陣はますます混戦状態になっていくものと思われるが、
不運続きのベッテルがちょっと脱落しかけている。

コンストラクターズポイント
1位126ブラウンGP
2位98.5レッドブル
3位46フェラーリ
4位41マクラーレン
5位38.5トヨタ
コンストラクターズはポイント差を見て、
もうブラウンGPとレッドブルに絞られたと言ってもいいだろう。
レッドブルにとって、ベッテルの連続リタイアは非常に痛いものだっただろうと思う。

次回F1第12戦ベルギーGPは高速のスパ・フランコルシャン。
フェラーリの交代要員ルカ・バドエルが不甲斐ない走りをしたので、
実家がサーキットに近いということもあり、
再びMシューマッハの登場を期待する声もある。
果たして、どうなるのだろうか。

決勝の模様は、来週8月30日深夜2:35から関テレで。

それにしても、ブラジルGPならわかるが、
ベルギーGPがなぜこんなに遅いのだろうか。
メッセージ文字数:1471/3097