1900 | エドワード・ヴァン・ヘイレン | はくぶん | 2009-09-06 11:22:44 |
昨日、久し振りにヴァン・ヘイレンを聞いていた。 デビュー当時のヴァン・ヘイレン。 エディがまだ二十歳そこそこの頃のギタープレイ。 昔からずっと彼のプレイは自分にとっては驚異的で脅威的だったのだが、 なぜか昨日は大して凄いとも巧いとも思わなかった。 エディのギターは、並のギタリストが束になっても敵わないほど、 個性的で存在感があると評していたミュージシャンもいた。 もちろん今の自分より、二十歳の頃のエディの方が数倍も数十倍も巧いし、 真似しろと言われても、到底できないのは今も変わらないのだが、 今まで感じていた越えられない脅威は感じなかった。 デビュー前、エディがまだライブハウスで活動していた頃、 他のギタリストはカヴァー曲のギターをそっくりにコピーできるのに、 自分にはどうしてもそれができない。 きっと他の奴等は自分より巧いんだろう、と思っていたそうである。 ギタリストの評価は主観と偏見のみで決まる。 そのプレイが自分の感性に合うなら、当然そのギタリストに対する評価も高い。 デビュー前のエディも、どれだけそっくりに弾けるかが気になっていたのだろう。 エディのプレイにもう興味がなくなったのかもしれないし、 彼のように弾けることが目標ではなくなったのかもしれない。 いずれにせよ、今も自分が思い通りに弾けないことに変わりはないが、 誰かと同じように弾けることは、もう大して重要ではなくなったのだろう。 もちろん、ある日突然、自分の思い通りに弾けたとしても、 そんなものはエディなら簡単に弾いてしまうだろうが。 |
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