2018 | F1第14戦シンガポールGP決勝結果 | はくぶん | 2009-09-28 01:00:16 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
F1第14戦シンガポールGP決勝の結果は以下の通り。
スタートダッシュでトップに立ち、常にトップをキープする安定した走りで、 ハミルトンは今季2勝目となるポールTOウィンでチェッカーを受けた。 2位には久々にトヨタのグロックが入っている。 クラッシュ・ゲート事件で疑惑の人となったアロンソも、 今回は実力を証明した形となり、3位を獲得している。 優勝争いを続けるバトン、バリチェロ、ベッテル、ウェバーだが、 ベッテルがピットレーン速度違反でドライブスルーペナルティを受けたにも関わらず4位。 それさえなければ2位、もしくは優勝の可能性も充分あっただけに、もったいない。 ウェバーは終盤にコントロールを失ってタイヤバリアに激突し、そのままリタイア。 最近のレッドブルは、本当にツキに見放されている感が強い。 バトンは12番手スタートと出遅れたが、上位が次々と脱落していく中で順位を上げ、 最後はピット戦略でバリチェロの前に立って、そのままフィニッシュ。 速さはないものの、慎重な安定した走りが、このレースでは有利に働いた。 一方バリチェロは、予選で5番手スタートを獲得したが、予選時のクラッシュにより、 ギアボックス交換を余儀なくされ、5番グリッド降格の10番手スタート。 終盤までバトンの前を走っていたが、最後の最後で逆転され、 総合ポイントでも1ポイント差を広げられてしまった。 まだ15ポイント差なので、残り3戦で逆転することも可能だが、 バトンの今回の予選順位と、これまでの安定した走りを考えると、 今回は非常に重要なチャンスを逃したことになる。 今回の結果により、バリチェロよりバトンの方が精神的にはかなり楽になっただろう。 次戦で5ポイント以上離されたら、その瞬間にバトンのワールドチャンピオンが決定する。 バリチェロとしては、今回で一気に差を縮めて、バトンを追い詰めたかったのに、 逆に自分の方が追い詰められる結果となってしまった。 今回は市街地コースということで、アクシデントも多かった。 ベッテルのピットレーン速度違反に加えて、ウェバーのクラッシュ。 アルグエルスアリは給油ホースを引き摺ってスタートするし、 スーティルはスピン直後に後方から来たハイドフェルドにフロントウイングを飛ばされる。 そんな中にあって、もっとも残念な結果となったのはロズベルグ。 そのまま走っていれば2位を獲得できたかもしれないのに、 焦りのためかピットレーンの白線をオーバーして、ドライブスルーペナルティ。 これにより2番手から一気に14番手まで順位を下げてしまった。 いつもは慎重でミスのないロズベルグにしては珍しいイージーミスである。 ドライバーズポイント
今回の優勝でハミルトンはロズベルグを抜いて6位に浮上。 しかし、前回のイタリアGP終了時点で、2年連続ワールドチャンピオンの可能性は消えている。 今回の結果で4位のウェバーにもワールドチャンピオンの可能性はなくなった。 残るはバトン、バリチェロ、ベッテルの3人だが、 バトンと25ポイント差のベッテルは、今後3戦連続2位を獲得し、 しかも、バトンがすべてノーポイントでも追いつかないという厳しい状況。 ベッテルも実質的にワールドチャンピオン争いから脱落したと言っていいだろう。 バリチェロにはまだ可能性が残されているが、今後5ポイントずつ差を縮めていっても、 最終的には同ポイントとなり、優勝回数でバトンに軍配が上がる。 逆にバトンは、残り3戦で常に5位以上を獲得すれば、ほぼワールドチャンピオンが決定する。 圧倒的にバトンが有利な状況となった。 コンストラクターズポイント
残り3戦で42.5ポイント差がついているブラウンGPとレッドブル。 ノーポイントと1-2フィニッシュなどという極端な結果でも続かない限り、 残り3戦でこの差をひっくり返すのは、ほぼ不可能と言えるだろう。 もちろんまだ何が起こるか先のことはわからないが、 コンストラクターズは恐らくブラウンGPが獲得することになるだろう。 ワールドチャンピオンはバトンかバリチェロか、 それを決定付けるかもしれない次なる戦いの場は鈴鹿。 F1第15戦日本GP決勝レースは、来週10月4日。 |
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メッセージ文字数:2004/3646 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||