2057 | 興味 | はくぶん | 2009-10-05 02:48:47 |
晩飯を食いに行ったついでに、イオンの本屋で立ち読みをしていた。 手に取った心理学関係の本に、次のようなことが書かれていた。 人付き合いの得意な人は、人間というものに興味があり、 人付き合いの苦手な人は、元々あまり人間に興味がない。 確かにそうかもしれない。 世間では、好かれるとか嫌われるとか、 他人からどう思われるかばかりを考えがちだが、 それはあくまで結果であって、その前提として、 他人に対する自分の意識があるということだろう。 ニュートンもニーチェも人付き合いが苦手だったそうだが、 彼らは人間に興味がなかったのだから当然だ、ということである。 以前読んだ本にも、似たような内容が書かれていたのを思い出した。 興味があるのは相手なのか、自分自身なのか。 自分にしか興味のない人間は、相手のことを見ているようで、 結局は自分のことしか見ていないという内容。 そういう人間は、話となると自分の事ばかりで、 相手の話の内容をほとんど聞いていないという。 確かにそういう人間は多い。 数学が得意なだけの先生が教えても、生徒は数学が好きにならないが、 数学の好きな先生が教えると、生徒も数学が好きになる。 他人がどうかより、先ず自分はどうなのか。 技術や知識では越えられない大きな要素がそこにある。 |
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