214 F1イタリアGP決勝 はくぶん 2008-09-15 01:46:40
雨のモンツァで行われたF1イタリアGP決勝。
予選から大波乱の展開となった超高速サーキット。

優勝争いを繰り広げるドライバー達がこぞって後方スタートとなる中、
ポールポジションを獲得したのはトロロッソのセバスチャン・ベッテル。
アロンソを抜いて、史上最年少のポール獲得記録を更新したらしい。

そして、決勝の結果は、
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優勝:ベッテル(トロロッソ)
2位:コバライネン(マクラーレン)
3位:クビサ(BMWザウバー)
4位:アロンソ(ルノー)
5位:ハイドフェルド(BMWザウバー)
6位:マッサ(フェラーリ)
7位:ハミルトン(マクラーレン)
8位:ウェバー(レッドブル)
9位:ライコネン(フェラーリ)
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という驚くべきもの。
2位にマクラーレンが入っているだけで、
ここは本当に高速サーキットなのかと疑いたくなる結果。
これでベッテルは同時に最年少優勝記録も更新したそうだ。
表彰台でトロフィーを受け取り、満面の笑みを浮かべるゲルハルト・ベルガーの顔が印象的だった。

ハミルトンは惜しかったね。
後方から怒涛の追い上げを見せ、途中2位を走行していたが、
タイヤ選択を誤り後退。
路面がどんどん乾いていく状況の中で、余分な1ピットが命取りに。
それにしても、アロンソのチームラジオで、
レース途中から長雨が降ると言っていたが、結局最後まで降らず終い。
一体あれは何だったのか?

この一戦でのノーポイントでライコネンは優勝争いから決定的に脱落したと言えるだろう。
もちろん、上位3人が今後リタイア等のアクシデントにでも見舞われれば別だが、
ライコネンの自力優勝の可能性は、ほぼゼロになったのではないかと思われる。
先日、契約延長が決まったばかりなのに、こんな状況をフェラーリは容認するのか?

クビサは今回はなかなか健闘したね。
アロンソも手堅く決めている。
コバライネンも最近は安定してきたんじゃないかな。

というわけで、ドライバーズ・ポイントは、
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1位:78 ハミルトン(マクラーレン)
2位:77 マッサ(フェラーリ)
3位:64 クビサ(BMWザウバー)
4位:57 ライコネン(フェラーリ)
5位:53 ハイドフェルド(BMWザウバー)
6位:51 コバライネン(マクラーレン)
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ハミルトンとマッサは僅か1ポイント差。
クビサはちょっと離されてしまったね。
ライコネンは優勝争いどころか、うかうかしてると下の二人にも抜かれかねない。
残りあと4戦、上位陣は順位やポイントよりも、
如何にリタイアしないかというのが優勝争いの鍵になりそう。

ちなみに、コンストラクターズは、
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1位:134 フェラーリ
2位:129 マクラーレン
3位:117 BMWザウバー
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という依然3強状態のまま。
こっちは相変わらず面白くない。

次回は9/28のシンガポールGP。
F1史上初のナイトレース。
何が起こるかわからない、夜という未知の舞台。

もし上位陣にリタイアが出ると、状況は一気に変わる。
そう言えば、昨年ポイントで2位以下を大きく引き離していたハミルトンが、
逆転優勝のきっかけを与えたのも、上海でのリタイアだったからなあ。

シンガポールでハミルトンとマッサが二人共リタイアなんて結果になったら、
クビサやライコネン、いやいや、ハイドフェルドやコバライネンにまで可能性が出てきて、
ワールド・チャンピオン争いは益々面白くなっていくだろう。
次回も見逃せない。
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