2173 F1最終戦アブダビGP決勝結果 はくぶん 2009-11-02 03:19:09
F1最終戦アブダビGP。
史上初のトワイライトレースとなった決勝の結果は以下の通り。

優勝ベッテルレッドブル
2位ウェバーレッドブル
3位バトンブラウンGP
4位バリチェロブラウンGP
5位ハイドフェルドBMWザウバー
6位小林可夢偉トヨタ
7位トゥルーリトヨタ
8位ブエミトロロッソ
9位ロズベルグウィリアムズ
10位クビサBMWザウバー

ポールポジションからスタートダッシュでトップに立ったハミルトンだが、
序盤にマシントラブルのためピットインし、そのままガレージへ。
その後、トップに立ったベッテルは他を寄せ付けることなく、
堂々の一人旅でトップチェッカーを受ける。
2位にはウェバーが入り、レッドブルが1-2フィニッシュで最終戦を締め括った。

今日、最も注目されたのは小林可夢偉。
最高3位を走っていた時、ファーステストラップを連発。
国際映像がトップのベッテルではなく、3位の彼をずっと追いかけていた。
スタートダッシュでライコネンを抜き、途中バトンまでオーバーテイク。
デビュー2戦目とは思えない堂々とした走りだった。
1回目のピット作業を終えた後、ペースが上がらず、ずるずると後退し、
最後は結局6位チェッカーとなったが、今シーズン日本人として初めてポイントを獲得した。
新人ながらチャンピオンを2人も抜くアグレッシブな走りは、今後非常に楽しみである。

後半、2位争いを演じたウェバーとバトン。
ウェバーにテールツーノーズと迫りながら、最後まで詰め切れなかったバトン。
こんな不甲斐ない男がワールドチャンピオンというのも情けない話だ。
巷では“史上最弱のワールドチャンピオン”とまで言われているとか。
まったく同感である。

ピットインしたはいいが、自分のチームの場所を間違え、
結局ピット作業を受けられないまま再発進したアルグエルスアリ。
何から何までシステマチックに進められる今のF1にあって、
人間的で微笑ましい一幕だったように思う。
その後、アルグエルスアリはリタイアした模様。

番組の冒頭で小林可夢偉の紹介コーナーがあったが、
その後ろで流れていたのが“カムイ外伝”のテーマ曲。
本当に久し振りに聞いて懐かしく思ったが、
日本のダサいセンスを遺憾なく発揮してくれた。

最終的なドラバーズポイント
Wチャンピオン95バトンブラウンGP
2位84ベッテルレッドブル
3位77バリチェロブラウンGP
4位69.5ウェバーレッドブル
5位49ハミルトンマクラーレン
6位48ライコネンフェラーリ
7位34.5ロズベルグウィリアムズ
8位32.5トゥルーリトヨタ
9位26アロンソルノー
10位24グロックトヨタ
11位22マッサフェラーリ
11位22コバライネンマクラーレン
13位19ハイドフェルドBMWザウバー
14位17クビサBMWザウバー
15位8フィジケラフォースインディア/フェラーリ
15位8ブエミトロロッソ
17位5スーティルフォースインディア
18位3小林可夢偉トヨタ
19位2ブルデートロロッソ
20位0中嶋一貴ウィリアムズ
20位0アルグエルスアリトロロッソ
20位0グロージャンルノー
20位0ピケJrルノー
20位0バドエルフェラーリ

最終的なコンストラクターズポイント
Cタイトル172ブラウンGP
2位153.5レッドブル
3位71マクラーレン
4位70フェラーリ
5位59.5トヨタ
6位36BMWザウバー
7位34.5ウィリアムズ
8位26ルノー
9位13フォースインディア
10位8トロロッソ

2009年シリーズはジェンソン・バトンがワールドチャンピオン。
コンストラクターズタイトルはブラウンGPが獲得した。

現時点で来シーズンの契約が確定しているドライバは僅かに6名とのこと。
最も注目されているのは、もちろんフェラーリのアロンソだが、
それ以外に、故アイルトン・セナの甥であるブルーノ・セナが、
新規参戦チームのカンポスよりF1デビューする。
残りのドライバがどのチームと契約するか、
シーズンオフの争奪戦は非常に興味のあるところ。
来シーズンはチーム数も増えるため、当然新人ドライバも登場するだろう。
現役ドライバを脅かす活きのいい人材が現れることを期待する。

日本人ドライバに関しては、中嶋一貴はF1から姿を消すだろうが、
小林可夢偉はぜひともレギュラーシートを獲得して、
来季もこの2戦のような走りを披露して欲しいものである。

2010年シリーズ開幕戦は3月14日のバーレーンGP。
その日まで、また退屈な日曜日が続きそうだ。
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