2279 外為情報、そして・・・ はくぶん 2009-11-27 03:45:28
米ドルが遂に86円台に突入した。
アメリカの低金利政策を受け、米ドルが売られているためらしい。
ユーロも下がり、ポンドも下がり、現在は円の全面高となっている。
第二の景気底を懸念する声も少なくない。

しかし、輸入や外貨預金にとっては、また絶好のチャンスがやって来たと言える。

安倍晋三が首相を辞任した2007年9月、1ドル115円65銭まで下がった円も、今や86円50銭。
ドル建て取り引きなら、その当時4,787,910円かかった輸入品は、今や3,581,100円。
元値はまったく変わらず、ただ為替レートが変わっただけで、
何もせずに約120万円の利益を生み出していることになる。

これが関税率3.9%の品物だとしたら、当時は186,700円かかった関税が、今は139,600円。
消費税・地方消費税も含めると、435,400円が325,600円となったため、
約11万円の利益がプラスされる計算になる。

為替レートが変わっても、ドル建てのため、先方は損も得もしていないが、
日本側では合計約131万円の利益となっている。
しかもこれは純利益である。

これがいわゆる円高差益なのだが、自分達にはこれを享受している実感がない。
一体どこに消えてしまったのだろうか?
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