2342 | 外為情報 | はくぶん | 2009-12-10 02:14:32 |
先週、急上昇した米ドル、ユーロ、ポンドだが、 今週になって軒並み値を下げている。 アメリカでは雇用対策として、 中小企業の減税と公共事業が行われることが発表になった。 これにより米ドルは先週に引き続き上昇してもおかしくはないのだが、 どうやら先週がちょっと上がりすぎたのか、 月曜から4日連続で値下がりしている。 ユーロも先週134円54銭まで上がったが、 現在は129円38銭と、5円以上下がっている。 F1のマネージメント代表であるバーニー・エクレストンの言葉通り、 ヨーロッパにはお金がないのだろう。 もちろん先週149円15銭を付けたポンドも例外ではなく、 今週になって142円48銭と、ユーロ以上に下げている。 しかし、去年の今日と比べると、ユーロやポンドは今年の方が値が高い。 米ドルだけまだ去年の水準にも戻っていない結果となっている。 アメリカの失業率は依然として10%を超えているようだが、 実はスペインなどは20%を超えているらしい。 もし、ユーロではなく未だにペセタが使われていたら、 今頃きっと大暴落していることだろう。 F1では、サンタンデルというスペインの銀行が、 フェラーリともマクラーレンともスポンサー契約を結んだということだが、 どん底のスペイン経済の中にあって、年間数百億円にもなるだろうと予想される、 そんな巨額の投資ができる会社もあることが、なんだか不思議に感じられる。 先週は上がり、今週は下がる。 まだ3通貨共に今は非常に不安定な状態にあることは確かである。 |
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