2429 関西人の取扱説明書 はくぶん 2010-01-10 23:37:03
“関西人の取扱説明書”という本が出版されている。
著者は千秋育子というバリバリの関西人らしい。

東京にいた頃、関西は外国という言葉をよく聞いた。
関西人の感覚が他の文化圏とは大きく異なっているからだろう。
関東人や東北人、九州人の取扱説明書なる本は出版されないだろうと思う。

関東人は関東の批判をするが、関西人はあまり関西の批判をしない。
しかし、ある意味それは独善であるようにも思える。
アメリカ人がアメリカを盲目的に賛美するのに似ている。

いろんな地方から人が集まる関東と、地元民の割り合いが多い関西。
多くの価値観が混在する関東に向けて、関西はこうですよと説明しても、
それは単なる独り善がりとして受け取られるのではないだろうか。

関西はこうなんだと、かたくなに固執するのは、
まるで子供が駄々をこねているようでもある。
関西人の取扱説明書などという意識こそ、
そろそろ終わりにした方がいいのではないかと思う。
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