2790 女子ショートプログラム はくぶん 2010-03-28 00:25:35
女子フィギュアのショートプログラムを見た。

日本人選手とキムヨナ以外にも、
有名どころはやはりみんな放送されていた。
もちろんキーラ・コルピも。

全体的な印象として、オリンピックの時より動きに切れやスピードがない。
それはどの選手に関しても言える。

みんなオリンピックに照準を合わせていたので、
1ヶ月間でこの大会に合わせて再調整するのは難しい、と解説でも言っていた。

今年はオリンピックが主で、世界選手権は惰性かおまけ。
どの選手にとってもモチベーション的には、そんな感じなのかもしれない。

浅田真央

動きに切れがないし、スピンにも速さがない。
最初のコンビネーションジャンプで、
トリプルアクセルを成功させたにも関わらず、
回転が足りないとしてダブルアクセルと認定された。
今までにもこんなことはあったのだろうか?

全体的にはよくまとまった演技だったのだろうが、
バンクーバーといい今回のトリノといい、
4年前の勢いには及ばない感じがするのは気のせいだろうか。

キーラ・コルピ

バンクーバーと同じく51点台の得点だったので、
もしやまた転倒したのかと思っていたら、
やはりまた一発目のコンビネーション・ジャンプで転倒していた。
それ以外にも、バンクーバーと同じ所で同じようなミスをいくつか。

実はジャンプはあまり得意じゃないのか?

スパイラルの時の手のウェーブから腕のオープンに到る動作は、
いつ見てもしなやかで優雅で気品があって可愛い。
控え席での息を吹き掛ける仕草は、今回ちょっとぶっきらぼうだったな。

今回横にいたのは、バンクーバーの時に横にいたあのおばちゃんじゃなかった。
今回、あのおばちゃんはレピストの横にいた。
そのせいで機嫌悪かったのか?

頑張れコルピ。

エレーネ・ゲデヴァニシヴィリ

バンクーバーでは成功させた最初のコンビネーション・ジャンプも今回は転倒。
今回は全体的に演技にメリハリがなかったように思う。

それにしても、この娘は派手な振り付けの似合う雰囲気を持っているなあ。
キャバレーのダンサーかショーガールか、そんな雰囲気がピッタリ。
全体的に印象の薄かった演技の中でも、
唯一光っていたのが指を鳴らすショーガール的な仕草。
キーラ・コルピとはまさに対照的な天性の小悪魔だな。

ローラ・レピスト

まったく関心がないので、演技自体はほとんど印象に残っていないが、
フィンランド代表2人の演技には、どこか共通点があるような気がする。
コルピと似た振り付けが、レピストの演技にも何ケ所か見られた。

彼女の顔はどことなく東洋的だね。
日本のどこかにいそうな顔立ちをしている。
コルピのように美人ではないが、愛くるしい顔立ちは好印象を与える。

まっ、レピストを見ていて思ったのはそれくらいかな。

キムヨナ

体のしなやかさは天性のものだろうが、今回は動きに全然切れがなかった。
バランスを崩して一ケ所省略してしまったスパイラルシーケンス。
その前にも、失敗しそうになって直前に止めてしまったのではないかと思われる場面があった。

今回のキムヨナはバランスが取れずにフラフラしていた感じが強かった。
ジャンプは一応すべて成功させたが、一つくらい失敗してもおかしくはなかっただろうと思う。

バンクーバーで史上最高得点を出した人間とは思えないほどボロボロの出来だった。
金メダルを獲得してからまだ1ヶ月しか経過していない。

モチベーションがまったく上がらないのだろう。

長洲未来

4年前の浅田真央を彷佛させる。
大会に出られて滑れるだけで嬉しくて楽しくて仕方がないといった様子。
4年前の浅田真央がまさしくそうだった。
まだ全然プレッシャーなど感じていないだろう。
だからこそ出来る伸び伸びした演技。
楽しい雰囲気が見ている方にも充分に伝わって来る。

今回のエントリーの中で一番輝いていた。
それが得点にも表れていると言える。
今はその勢いがフリーでも発揮されるだろうから、
浅田真央の出来次第では、優勝する可能性も充分にある。

現在最も将来が楽しみな急成長株。
問題はプレッシャーを感じ始めてからだろうが。

ちょっとたどたどしいが、一応日本語も話せるんだね。

全体的にあまり活気がなかったように思われる今日のショートプログラム
さて、明日のフリースタイルは一体どうなるのか、今から非常に楽しみである。

明日もしっかり録画予約してあるぞ。
明日もしっかり見るぞ。
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