3346 続ロング君 はくぶん 2010-08-18 01:13:39
今日、ロング君と二人でバカ話しをしている最中に、
彼がぽつりと呟いた。

「僕の命の半分をあの人にあげたいんですよ」

あの人というのは荒涼の姐さん。

突然何を言い出すのかと驚いた。
冗談だったのかもしれないが、
しかし、少なくともいつもにこやかなロング君の目は笑ってなかった。

そこまで想ってくれる奴は滅多にいないぞ。
嫁にもらってもらったら?

その言葉を聞いた時、20代の頃のある言葉を思い出した。
「私はあなたに付いて行くだけだから、もう運は要らない。私の運を全部あげる」

そんなことを言ってくれる奴も一生に一人くらいだろうな。

彼と共通する考え方は一期一会。
今度、ベストピースの話をしてやろうか。
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