3405 | F1第14戦イタリアGP決勝結果 | はくぶん | 2010-09-13 03:58:01 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
高速サーキット、モンツァで行われたF1第14戦イタリアGP決勝。 ハミルトンとウェバー以外、もしノーポイントに終われば、 ワールドチャンピオン戦線から脱落することが濃厚となるヨーロッパラウンド最終戦。 アロンソ、ベッテル、バトンにとって、まさに正念場のレースとなった。 その決勝結果は以下の通り。
アロンソがポールtoウィンで今季4勝目を獲得した。 モンツァでのフェラーリのポールtoウィンは、2004年のバリチェロ以来6年振りとのこと。 お膝元であるが故に、フェラーリにとって如何にプレッシャーのかかるGPであるかがわかる。 前半はバトンにトップを許していたアロンソ。 ストレートは若干フェラーリの方が速いが、逆にコーナーではマクラーレンの方が上。 2位のアロンソはバトンの後ろにぴったり付くも、なかなか抜けないでいた。 バトンが途中タイヤ交換でピットに入り、アロンソはその次の周にタイヤ交換。 1周遅らせたアロンソは、その1周でタイムを稼ぎ、 アロンソがタイヤ交換を終えてコースに戻る際、交錯するようにバトンの前に出る。 唯一のチャンスをものにしたアロンソは、途中ブレーキングミスなどもあったが、 それ以外は安定した走りを見せ、トップでチェッカーを受けた。 このレースで圧巻だったのはベッテル。 途中までウェバーと7位争いをしていたが、他のマシンがタイヤ交換に入っても、 ベッテルはまったく入らず、暫定4位まで浮上した。 しかし、この間にベッテルは順位だけでなくタイムも稼いでいたようである。 ベッテルが規定のタイヤ交換のためにピットインしたのは、何とファイナルラップ直前。 57周中56周をソフトタイヤ1本で走り切ったことになる。 しかも4位でピットインし、21秒のピット作業後、また4位でコースに戻るという快挙。 ハードタイヤに比べて寿命の短いソフトタイヤがボロボロになりながらも、 5位のロズベルグに21秒以上も差をつけていたことになる。 まさにベッテルが天才と称される由縁だろう。 可夢偉はスタート前から4速以上にギアが入らないというトラブルを抱え、 ピットスタートを選択したにも関わらず、オープニングラップを走り切ることなく、 残念ながら途中でマシンを止め、リタイアとなってしまった。 ドライバーズポイント
オープニングラップでマッサと接触し、右フロントサスペンションにダメージを負い、 早々とリタイアしたポイントリーダーのハミルトン。 そのハミルトンとは対照的に、前回ベルギーGPでいずれもリタイアに終わったアロンソ、バトン、ベッテルが高ポイントを獲得。 さらに今回ウェバーは8ポイントを獲得して、ノーポイントのハミルトンを逆転。 2位ハミルトンと3位アロンソとの差が若干開いているが、ワールドチャンピオン争いは、 1位のウェバーから5位のベッテルまで、まただんご状態に戻った感が強い。 今季の残りレースはあと5戦。 次回のシンガポールとその次の鈴鹿は高速コースではないため、レッドブルに有利と言われている。 ウェバーがこのまま逃げ切るか、ベッテルが24ポイントを跳ね返しウェバーに追い付くか。 それともプレッシャーのかかる終盤戦で、チャンピオン経験者の3ドライバーが底力を見せつけるか。 今後の5戦はいずれも、落とした者から脱落して行くというシビアなレースになって行くだろう。 コンストラクターズポイント
依然として僅差でレッドブルが首位をキープしている。 フェラーリも挽回して来てはいるが、残りのレース数を考えると、 優勝争いはレッドブルとマクラーレンに絞られた感が強い。 しかし、万が一フェラーリが1-2フィニッシュを連発するようなことでもあると、 今季のポイント制からして、逆転の可能性も充分にあり得る。 コンストラクターズは今後の5戦の結果如何といったところだろうか。 次回の戦いはアジアに戻って来てシンガポール。 市街地コースでナイトレースなので、とんでもないハプニングが起こる可能性もある。 コースレイアウト的にはレッドブル有利と言われているが、果たして結果はどうだろうか。 F1第15戦シンガポールGPは9月26日決勝レース。 |
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