4332 F1第4戦バーレーンGP決勝 はくぶん 2012-04-23 01:42:11
ポールからスタートしたベッテルが終始トップをキープ。
最後にトップでチェッカーを受け、今季初優勝を果たした。

しかし、今回の目玉はレッドブルではない。
2位と3位を獲得したロータス。

マシンも確かに速かったが、驚くべきはその戦略。
予選で上位を狙い、いたずらにタイヤを消耗させるよりは、
新品のタイヤを多数温存し、決勝で下位から追い上げる。
一見無謀とも思えるこの作戦が見事に的中。
11番手スタートのライコネンが、前行くマシンをごぼう抜き。
中盤から終盤にかけてトップのベッテルにも襲いかかる。
最終的にベッテルを抜くことは出来なかったが、
チームメイトのグロージャンと共に表彰台。

この戦略を見ると、予選で上位を獲得することに何の意味があるのかと思ってしまう。
しかし、それもロータスの速さがあってのことなのだが。

暴れん坊のライコネンが速いマシンを駆り、
これから暴れまくる姿が非常に楽しみになってきた。
やっぱりF1はそうでなくちゃ。

今回の初優勝で一気にトップに躍り出たベッテル。
しかし、2位ハミルトンとの差は僅かに4ポイント。
3強による上位独占状態は変わらないものの、
メルセデスやロータス等、下位チームのマシンが戦闘力をアップし、
本当の意味で混戦状態になりつつある。
これからがますます楽しみである。

それにしても、ロズベルグのあのマナーの悪さは何だ?
お前もハミルトンみたいになっていくのか、と思わせる走りだった。
レース後に2つの審議を抱えたロズベルグ。
親父が陰で泣いてるぞ。

序盤のアジア・ラウンドを終え、次戦からヨーロッパ・ラウンド。
F1第5戦スペインGPは、5月13日バルセロナ・サーキットで決勝レース。
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