4458 | 夜のサイクリング | はくぶん | 2013-08-02 00:00:00 |
健康作りのために始めた夜のサイクリング。 雨の日以外、今でも毎日走っている。 全行程約8.5km、45〜50分のコースだが、 毎晩走るのが、なぜか楽しみになっている。 そんなサイクリングの途中、たまにある感覚に襲われる。 緩やかな上り坂なのだが、下りのような軽さをペダルに感じる。 逆にやや下り坂なのだが、ペダルが一向に軽くならない。 いつも同じ場所というわけではない。 もちろん風のせいでもない。 この感覚に襲われるといつも、子供の頃に見たある番組のシーンを思い出す。 ボールやビー玉が、自然に坂道を上って行く。 日本の地方に存在する、そんな不思議な坂道を取り上げていた。 タネを明かせば、実はその坂道は、上り坂に見える下り坂だったのだが、 テレビ画面を見る限りでは、確かにボールやビー玉は、ゆっくり坂を上って行くように見えた。 周囲の風景と坂道との位置関係が、人間の目に驚くべき錯覚を引き起こしているらしい。 とまあ、地方なら起伏に富んだ自然の風景が錯覚を引き起こすこともあるかもしれないが、 自分が毎晩走っているのは大阪府守口市。 道路と建物しか目に入らない地域である。 上り坂に見える下り坂、下り坂に見える上り坂。 そんな錯覚など到底あるとも思えない。 なら、あの不思議な感覚は一体何なんだろうか? 誰かが後ろから後押ししてる? 誰かがちゃっかり荷台に乗っかって? ・・・目に見えない誰かが? 走っている場所が、寺方って町名だもんなあ。 |
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