二つの面白い話を見つけた。
先ずは日本人らしからぬ発想。
タイトルは“ビジネスチャンス”。
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アメリカと日本の靴メーカーが、アマゾン奥地のマーケティングを行った。
数日後、本社に報告書が届いた。
アメリカのビジネスマン……
この地域の住民に靴を履くという習慣はありません。
ビジネスチャンスはありません。
日本のビジネスマン……
この地域の住民はまだ誰も靴を履いていません。
ものすごいビジネスチャンスです!
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ポジティブ思考の典型。
アメリカ人と日本人という設定なら、普通発想は逆のはずだが。
そして、もう一つは日本人らしい発想。
タイトルは“不良品”
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あるアメリカの自動車会社が、ロシアと日本の部品工場に以下のような仕事を発注した。
「不良品は1000個につき1つとすること」
数日後、ロシアの工場からメールが届いた。
「大変困難な条件です。期日にどうしても間に合いません。納期の延長をお願いします」
数日後、日本の工場からもメールが届いた。
「納期に向けて作業は順調に進んでおります。ただ、不良品用の設計図が届いておりません。早急に送付してください」
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まさに工業分野における日本神話炸裂である。
しかし、こういう知的なジョークを、日本人はあまり好まない。
この対照的な二つの発想を同時に身に付けられるなら、
それは恐らく無敵を意味するのではないかと思われる。
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