5010 ひき逃げ? はくぶん 2013-12-28 00:31:25
自転車に乗っていた70歳女性が、
こちらも自転車に乗っていた30代男性と接触して転倒。
男性は“大丈夫か?”と声を掛けたが、
そのまま立ち去るという事件があったようだ。

所轄警察は道路交通法違反容疑で、立ち去った男を捜しているらしいが、
この道路交通法違反、具体的には“轢き逃げ”ということらしい。

自転車と自転車が接触して、轢き逃げ?

逃げたことは間違いないが、轢くという表現には違和感がある。
何も上を通過することだけが法律の言う“轢く”行為ではないだろうが、
轢くという言葉には、相手に優越する乗り物に乗っているというイメージがある。
例えば、徒歩と自転車、自転車とバイク、自転車と自動車、といった具合だ。
だから自動車同士の衝突事故の場合、轢き逃げとは言わないだろう。
それと同じで、同等の乗り物同士の場合、轢くという言葉を使うのはおかしくないか?

“轢き逃げ”とは、どう定義されているのだろうか。

  轢き逃げ(ひきにげ) とは、車両等の運行中に人身事故(人の死傷を伴う交通事故)があった際に、道路交通法第72条に定められた必要な措置を講ずることなく、事故現場から逃走する(救護義務違反)犯罪行為を指す。
なお、人の死傷を伴わない事故、 (物損事故、他人のペットを死傷させた場合も含む)の場合は「当て逃げ」とされる。

ひき逃げとは「救護義務違反」を意味する為、救護する必要がある程の重症の場合「ひき逃げ」、肘や手がミラーと接触したなどの場合、その度合は被害者本人にしかわからない為、実際には「当て逃げ」だが「ひき逃げ」と分類されることもある。

接触や衝突もすべて“轢き逃げ”と表現されるということか?
ってことは、自動車同士の衝突であっても、
怪我した方を置き去りにして逃げれば、轢き逃げってことになるのか?
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