5019 年賀状 はくぶん 2013-12-30 00:27:59
年末年始は年賀状の季節。
今年は例年より早く仕上げ、かなり余裕を持って投函した。
アメリカ以外は、確実に元日に着くと思っている。

そんな年賀状も年々出す人が減って来ている。
EメールやSNSの普及によって、簡単に新年の挨拶を済ませられる。
わざわざ年賀状を作って出すことに意義を見出せなくなっている、
というのが最大の理由だろう。
自分も年賀状は出しているものの、確かにそれはそう思う。
また、そういう連絡手段には住所が必要ない。
相手のIDやメールアドレス、携帯の番号は知っているが、
住所を知らないので年賀状を出せないという理由もあるようだ。
直前にわざわざ住所を聞くくらいなら、
SNSで済ませた方が楽で早いということだろう。

それなら、今年賀状を出す人はどれくらいいるのかというと、
万年筆メーカーのパイロットが調査した結果、
78.9%の人が年賀状を出しているらしい。
まだそんなにいるのか。
それが率直な感想だった。
選挙の投票率並みに、もう半分を割り込んでいるのかと思っていたからだ。
それだけいるということは、若者もまだまだ年賀状を出しているということだな。
昔の割り合いがどれくらいだったのかは知らないが、
まだまだ年賀状文化も捨てたもんじゃないな、とちょっと安心した。

しかし、それにしても、昔の人はよくあれだけの枚数を手書きしてたなと、
それだけは年賀状を作っていていつも感心する。
高度経済成長の頃のサラリーマンなんて、
週一の休みを使って、取引先やら親戚やら友人やら、
何百枚と書いていた人も少なくないはずだ。
昭和の古き良き時代。
今はなぜかそんな風に思ってしまう。
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