5063 | 東南アジア諸国の反応 | はくぶん | 2014-01-04 00:19:24 |
安倍晋三の靖国神社公式参拝に対しては、 中国、韓国、台湾から既に批判の声が上がっている。 しかし、同じ第二次世界大戦で犠牲となった東南アジア諸国の反応は、 それに比べるとかなり違うものだそうだ。 インドネシアで最も影響力のあるコンパス紙。 安倍晋三の参拝はタイミングが良くなかったとしながらも、 常に犠牲者と位置づける中国、韓国の主張を非難し、 戦犯も含め国のために命を捧げた人々のために参拝するのは、 国の最高責任者として当然の事とした。 インドネシアからこんな意見が発せられるとは意外だった。 20年前なら絶対にあり得なかったことだと思う。 何十年にも及ぶ日本の支援は、現地に大きな恩恵を与えてはいるだろう。 しかし、それでも何の感謝もしないどころか、 常に日本を敵視し、事ある毎に非難を繰り返す中国のような国もある。 真の友好関係とは、片方の努力だけではなく、 もう片方に受容の姿勢があって初めて築かれていくものなのだろう。 シンガポールのストレーツ・タイムズ紙。 安倍晋三が靖国神社に参拝したのは、 日本に対する中国や韓国の激しい敵対姿勢に対して、 もう彼らに遠慮する必要はないと判断したためであるとした。 まあ、それは恐らくないと思う。 参拝はあくまで安倍晋三個人の思想信条から来ているもので、 例えば、靖国神社での暗殺予告があるとか、 アメリカから参拝に対する厳しい禁止令が出されたとか、 そういった参拝しては危険な状況下にない限り、 彼は万難を排して参拝しただろうと思う。 日本の立場がどうなるとか、周辺諸国への対応とか、 首相でありながら、そんなことも考えずに、 ただ自分の思うがままに猪突猛進である。 実はここが最高責任者として疑問符の付く部分であると思っている。 インドやベトナムは参拝の是非に関してはノーコメントだったようだ。 結局アジアで靖国神社参拝を非難した国は、 中国、韓国、台湾、シンガポールだけだったようだ。 他の国々は、言いたかったが言わなかっただけかもしれない。 あるいは、本当に友好関係が浸透しているのかもしれない。 実は、今はまだ過渡期なのかもしれない。 いずれにせよ、この根深い問題に関しては、 まだ結論を出すのは早いような気がする。 |
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