5154 マルハニチロ はくぶん 2014-01-26 02:35:48
昨年末に農薬混入で大騒ぎとなったマルハニチロの冷凍食品。
子会社のアクリフーズに捜査の目が向けられていたが、
その工場に勤務する契約社員の男性49歳が、どうやら逮捕されたようだ。

しかし、例によって、“真面目な人”、“あの人がなんて信じられない”、
といったフレーズが、回りの人々から発せられている。
日本における犯罪に、さもありなん的な容疑者は、
今後も殆ど見かけなくなるんじゃないかと思われる。
とは言っても、やはり犯罪を犯す人間。
ちょっと奇行はあったようだが。

正社員と契約社員の確執。
この事件にはそんな背景があるようだ。
不満のはけ口、鬱憤晴らし。
こういう陰湿な事件は、そういう要因がない限り起こらないような気がする。

マルハニチロの社長とアクリフーズの社長が引責辞任したそうだが、
辞任する前に、やらなきゃいけないことがあったはずだ。
第二、第三の事件が起こらないようにする。
社内の確執が伏線になっていることが取り沙汰されているなら、
再発防止の為に、その確執体制を解決する必要があるだろう。
それをやらずに辞めるのは、単なる責任逃れでしかない。
辞めれば済むと言う考えは、経営者にとって甘えでしかないように思う。

社員には常にこう言って来たはずだ。
問題が起きたら原因を究明し改善策を講じろと。
言った本人が出来ないでどうする。
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