5343 大阪維新の会タウンミーティング はくぶん 2014-03-08 21:40:54
タウンミーティングと称する、大阪維新の会の地域講演会に行って来た。
以前から大阪都構想という名前は聞いたことがあっても、その具体的な内容は全く分からなかったので、今日行われるであろう説明を聞いてはっきり理解しようと思ったからだ。

区民センターの大ホールへ入って行くと、橋下徹の公演がすでに始まっていた。
先ず生で見た印象だが、大物政治家という風格や貫禄は感じられなかった。
それは決して今の彼が失速した状態にあるからということではない。
“行列の出来る法律事務所”に出演している頃から知っているが、彼に対するイメージは、弁が立つ、というものである。
話がわかりやすく痛快で、たまに毒も吐く。
今回もその印象は全く変わっていなかった。

そして、大阪都構想の説明。
大きすぎる自治体である大阪市が、本来やらなくていい行政までやっている。
そのために、その部分に大阪市民の税金が大量に投入されている。
本来は大阪府が府の予算でやるべきことを、大阪府に返上しましょう。
そして、大阪市は本来の大阪市民のために行う医療、福祉、教育の分野だけの行政を行いましょう。
この主旨に則って、現在もいろいろな改革を進めている。
しかし、大阪市が大阪市である以上、自分が市長を辞めた後、また以前の行政方式に戻ってしまうかもしれない。
そこで、自分が辞めても、以前には戻らないように、大阪市の行政形態を変えてしまおう。
それが大阪都構想のようである。

つまり、彼は大阪府や大阪市に対して、ある未来へのビジョンを示して大阪都構想と言っているのではなく、今の赤字だらけの大阪市を黒字自治体に変貌させる、その改革部分の話をしているだけなのである。
そして、黒字に転換した大阪府や大阪市、いや、大阪都や特別区で、その金をどう使うか、どのようなサービスを行うかは、その時の区長と住民で決めればいいと。

大阪都構想で何がどう変わるのか?
彼が言うには、5つの特別区(北区、東区、西区、南区、中央区)に再編された旧大阪市が黒字を生み出す自治体になる。
そこでは、区民に対する医療、福祉、教育の行政サービスしか行わない。
新たな行政サービスは、区長と区民がその都度決める。
大阪市はそういう自治体に変わるということらしい。
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