6069 高校野球 はくぶん 2014-08-14 05:09:56
甲子園の高校野球、鹿屋中央と市和歌山の試合。
同点で迎えた十二回裏、鹿屋中央の攻撃。
一死一、三塁の場面で、鹿屋中央・米沢の打球は市和歌山の二塁手・山根の所へ。
それをキャッチした山根は、あろうことか、その球を本塁に投げず、一塁へ送球。
その間にサヨナラの走者が生還し、勝負が決まった。

併殺を狙っていたと言う山根は、グラブの中で一瞬ボールが弾み、頭が真っ白になってしまったらしい。
三塁走者のスタートに気付いたのは、一塁への送球の瞬間だったそうだ。
サヨナラの生還を許し、試合を台無しにしてしまったと泣き崩れたとのこと。

三塁にサヨナラの走者を背負っている場面である。
通常なら内野手が捕球したら直ぐバックホームだろう。
併殺に失敗したら負けが決定してしまうからだ。
その危険を冒してまで併殺を狙っていたのなら、なぜ二塁に投げなかったのか?
突発事項で頭が真っ白になるという心理は、理解できないわけではないが、昨日今日野球を始めたズブの素人ではないはず。
そんな選手が、こんな重要な場面で、選択肢としてあり得ない一塁に送球してしまった。
いわゆる蚤の心臓。
大舞台では活躍できない類の人間だったということか。

こういうケースでよく起こる後日の自殺。
そんな悲劇が起こらないことを祈るばかりである。
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