6088 | ふと思った事 | はくぶん | 2014-08-17 20:15:41 |
小学校の頃、どの科目が得意だったか不得意だったかを尋ねられても、答えることができない。 どの科目も得意でも不得意でもなかったからだ。 さらに言うなら、科目に得意や不得意という認識を持ったことはなく、それらは学校で勉強するものであって、好き嫌いの対象ではなかった。 学校へ何をしに行っていたのだろうか。 ドッジボールをしに行っていたのかもしれない。 明確なる動機があったわけではない。 明確なる楽しみがあったわけではない。 ただ、学校は毎日行くものと決められていたから行っていたに過ぎない。 今日はたまたまドッジボールが楽しかっただけで、明日はかくれんぼが楽しいのかもしれない。 何も楽しい事がなく帰宅することになるのかもしれない。 しかし、他にどんな楽しさがあったとしても、皆といることが楽しかった。 学校へ行けば、皆がいることが楽しかった。 俺が小学生の頃、意識の中身は多分そんな感じだった。 |
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