6157 | 人生の指針がまた | はくぶん | 2014-09-03 04:11:49 |
「急に親しくなった間柄は、やがて後悔をもたらす」 俺にとって人生の指針とも言える言葉だが、本当にこれを感じることは多い。 なるべく早く親しくなろうとするのである。 とにかく親しくなることを急ぐのである。 意気投合などという経緯は、最も危険な出会いである。 そんな人間達が長く続いたはずはないだろう。 親しくなることを急ぐ人間には二種類のパターンがある。 寂しいので、誰でもいいから親しい人間が欲しい。 早く親しくなって、相手に偉そうにしたい。 後者はまさかと思うかもしれないが、こういう人間が現実にいるのだ。 自分に自信のない者に多い。 常に強がって見せなければ不安で仕方がない。 それだけ周囲にビクビクしている。 気の休まる時がない。 そんな狭量な人間の考えることが、親しい人間に対するぞんざいな態度である。 俺は偉いんだぞとは周囲に表せないので、親しい人間に表して、自分の不安を解消したいのである。 井の中の蛙でも、お山の大将でもいいから、偉そうに振舞って、自分の自信を回復したいのである。 そんなことで解消・回復できるはずなどないのだが。 この言葉はこれからも頻繁に俺に世の中の真実の姿を見せてくれるだろう。 本当に器の大きい人間とは、どんな言動をするのか。 本当に親しい間柄とは、どの時点から始まるのか。 |
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