6320 知能指数 はくぶん 2014-12-01 01:49:01
遂に今年最後の月になった。
師走が来ると、昨年のことを思い出す。

小学校2年生の時、学校で知能テストがあった。
子供心に覚えているのだが、そのテスト直後から、担任の俺に対する態度が変わった。
ただ、それが何故なのかはわからなかった。

昨年、いや、もう今年になっていたかもしれない。
あるきっかけで、知能テストのようなものを受けた。
本来は別の目的に使われるテストなのだが、大まかな知能指数もわかるとのこと。
結果は知能指数140だった。
そして、同じテストをもう一度受けた場合、知能指数は150を示すだろうという予想まで出ていた。
なぜ二度目のテストの予想結果まで必要なのかは分からないが、とにかく自分が特殊な部類の人間であることが分かった。

知能指数は90から130の間に95%の人間が収まっているらしい。
従って90以下と130以上が残りの5%ということになる。
俺はその枠に入っているのだ。
そこに入っていることで日常生活に支障が出るかどうかは分からない。
しかし、少なくともこれだけは言えると思う。
95%の人間に混じって生活することが苦痛であると。
どうしても共感できない深く大きな溝が、そこには確かにあると。
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