6574 思い込み はくぶん 2015-04-17 03:15:43
“読書百遍、意自ら通ず”という諺があるが、何も読書に限ったことではない。
見慣れて来ると、凄いと思っていたものが凄くなくなり、偉大と思っていたものが偉大でなくなって来る。
さらには、むしろ自分の方が凄かった、偉大だった、と思うようになって来ることもある。
凄いや偉大は単なる思い込みである。
見慣れて来ると、思い込みに穴が空いて来る。
そして、その穴を通して、向こう側にある都合の悪い部分が見えるようになる。
思い込みとは、単に知らなかった結果だと言うことも出来る。
どれだけ近くに居続けても、凄い人間、偉大な人間など、この世にはいないのである。
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