6712 | 全球団負け越し | はくぶん | 2015-07-04 06:57:59 |
プロ野球セ・リーグの全球団が、勝率5割を下回るという史上初の事態が起こったようだ。 7月3日に、勝率が5割だった首位のヤクルトと、2位の阪神が共に敗れ、セのいずれの球団も負け数が勝ち数を上回ったらしい。 今季は交流戦でセの6球団がパの球団に44勝61敗3分けと大きく負け越し、過去最低の勝率だったことが響いたとのこと。 初めにこの記事を読んだ時、セ・リーグに勝ち越しているチームがないということに違和感を覚えた。 プロ野球は総当りのトーナメント戦である。 一つの試合でどちらかが勝てば、どちらかが負ける。 つまり、負けの分だけ、勝ちもあるということだ。 セ・リーグの全球団が負け越すということは、セ・リーグ内全体で考えた場合、負け数が勝ち数より多い、言い換えれば、勝ち数と負け数が同じではないという状況を意味する。 しかし、それは絶対にあり得ない。 そこで登場するのが交流戦。 パ・リーグとの交流戦の結果も含めれば、セリーグのどの球団も負けの方が多いということはあり得る。 これで納得がいく。 しかし、史上初なんだね。 まあ、交流戦が導入されたのが最近のことだから、史上といっても、全球団が負け越すという状況が起こり得る史上としては短い。 こういう結果を見ると、昔よく言われた“人気のセ、実力のパ”という言葉を思い出すね。 |
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