6745 F1界の訃報 はくぶん 2015-07-22 09:07:46
昨シーズン、鈴鹿GPの決勝レースで、雨の中マシンコントロールを失い、クラッシュしたスーティルの車体を撤去作業中だったクレーン車に突っ込んだフェラーリのジュール・ビアンキが、今月17日に25歳の若さでこの世を去ったらしい。
クレーン車に突っ込んだ際、頭部に重症を負い、三重県立総合医療センターで緊急手術を受ける。
その後、容態が安定してから、母国フランスのニース大学付属病院に移送され、意識不明の状態でずっと治療を受けていたようだ。

そんな事故が、昨シーズンの鈴鹿であったことなど知らなかった。
ジュール・ビアンキという名前も、何となく聞いてはいたが、どんなドライバだったかは殆ど知らない。
F1でレース中の事故が原因で死亡した例としては、かのサンマリノGPでのアイルトン・セナに続いて二例目だという。

テレビでF1を観戦していると、今のクラッシュは死んだのでは?と思うシーンは何度もあった。
しかし、その度に、ドライバは何事も無かったかのようにコックピットから自力で這い出して来る。
今やF1は安全な競技になり、もうセナのように死ぬことはない。
そんな風に思っていたファンも多いはずだ。
しかし、いくら車体に安全対策が施されていようと、時速260kmでクレーン車に突っ込んで無事で済むわけがないんだよな。

ジュール・ビアンキの冥福を祈る。
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