6746 気遣いの定型文 はくぶん 2015-07-22 09:38:56
気遣いの言葉は、もらって嬉しいもの。
しかし、それが誰に対しても使っている定型文だとしたら、果たしてどうだろうか?

それでももらう方が嬉しいか?
そんな言葉なら要らないと思うか?

どう思うかは、誰にもらうかにもよるかもしれない。
自分がどんな状況に置かれているかにもよるかもしれない。
受け取る側はそうだろう。

問題は定型文を与える側だ。
お歳暮やお中元と同じ、とでも思っているのだろうか。
取り敢えず言っておけばいいとでも思っているのだろうか。

最近こういう奴をよく見かける。
たった一人だが、毎回同じ定型文を発している。
相手を気遣っている内容の定型文。
しかし、相手によって、名前の部分を変えているだけ。
まるで差込印刷のような発言だ。

一つはっきりしていることは、相手の事などちっとも気遣っていないということだ。
自分の存在を示したいだけ。
そもそも定型文を発し続けることに、何の違和感も覚えない神経がおかしい。

気遣いの気持ちさえあれば、言葉は多少舌足らずでも充分通じるだろう。
適当な言葉が見当たらなければ、今回は無理して発しなくてもいいだろう。
それでも発し続ける定型文。

その無機質な言葉をもらって、お前は嬉しいと思うのか?
メッセージ文字数:499/527