6762 芥川龍之介のある作品と同名のタイトル はくぶん 2015-08-03 17:38:15
自分の弱みを見せるのは、実は強い人間にしか出来ない。
人に馬鹿にされるんじゃないだろうかと、びくびくしている臆病者には決して出来ない。

弱みの多い人間は、実は強い人間であるとも言える。
彼は弱音を吐いているのではない。
愚痴を言っているのでもない。
彼は人を味方に付けようとしているのである。

臆病者は自分の弱みではなく、むしろ人の弱みの方を言いたがる。
悪口である。
彼は弱音を隠そうとしているのである。
劣等感を隠そうとしているのである。
彼は成長しようとしてはいない。

周囲から見て完璧に見える人間など、本当は大したことないのである。
弱みを隠し、見栄を張り、心許せる者もいないまま、強がって生きているだけなのである。
ちょっとくらい頭が良くたって、孤立した状態では、何も成し遂げることなど出来ないのである。
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