6807 | F1第12戦イタリアGP決勝 | はくぶん | 2015-09-07 01:50:07 |
2週間ぶりのF1は、ヨーロッパラウンド最終戦イタリアGP。 フェラーリのお膝元、F1最高速サーキットのモンツァで行われた。 結果はまたもやハミルトンのポールtoウィン。 今回はフェラーリも頑張って、ベッテルが2位表彰台。 そして、元フェラーリのマッサが、ウィリアムズ同僚のペレスをギリギリ抑えて3位でチェッカー。 ベッテルの表彰台も久し振りだが、マッサなど何年ぶりの表彰台だったのだろうか。 今まで完璧を誇って来たメルセデス。 しかし、ここに来てやや影が差し始めたような感じがする。 終盤、チェッカーまで残り2周というところで、ロズベルグのマシンがエンジンブロー。 今季初めてメルセデスのマシンが、レース中にストップした。 また同じく終盤、ピットからハミルトンに向けて謎の指令。 質問はするな。 とにかく飛ばせ。 2位ベッテルとの差を広げろ、と。 もう残り周回数も殆どない場面で、20秒以上ある2位ベッテルとの差を、それ以上に広げろなどという指令は普通ならあり得ない。 しかも質問はするな、である。 異常事態が起こっていることなど、ハミルトンに限らずとも誰の目にも明らか。 実はこの時、余裕のトップ走行で、スピードをセーブして走っていたハミルトンのタイヤの内圧が、規定を下回る程に下がっていたようだ。 もちろんそのタイヤ状態はFIA側にモニターされている。 下手するとレース後にタイム加算のペナルティを食らうかもしれない。 もしそうなってもトップを守れるように、ベッテルに25秒以上の差を付けておけと言っていたのである。 ペースを上げ、ベッテルに更なる差を付けたハミルトン。 内圧が低い状態のタイヤでもベストラップを叩き出すメルセデスのマシン。 まさに異次元の速さを見せた。 結果、ベッテルに対して25秒を若干超えるマージンを作ってチェッカーを受けた。 放送中にはペナルティは出なかったが、後で出るかもしれないので要注意だ。 ちょっと歯車の狂い出したメルセデス。 果たしてこれからの戦いにどう影響していくのだろうか。 超高速サーキットとはいえ、今回のレースでは、それ程の見せ場はなかった。 ただ、フェラーリにオーバーテイクされたフォースインディアのマシンが、ストレートで再びフェラーリを抜かんばかりに並びかけるシーンには驚いた。 スリップストリームを使ったとはいえ、フォースインディアのストレートでの速さは、フェラーリを餌食にするくらい本物だということが証明された。 ハミルトンが今季7勝目をマークし、ロズベルグがノーポイントに終わったので、ハミルトンには非常に楽な状況が訪れた。 他のドライバが多少ポイントを稼いだところで、ダントツのポイント数を誇っているハミルトン。 総合ポイント2位のロズベルグに53ポイント差。 ハミルトンが2回リタイヤし、ロズベルグが2回優勝しても追いつかない差。 今回のレースで、より一層ワールドチャンピオンの栄冠が近づいたと言えるだろう。 次回F1第13戦は2週間後の9月20日。 シンガポールGPは市街地コースで行われる名物のナイトレース。 それでも放映は23時半からだろう。 次回も忘れずに観よう、BSフジで。 |
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