6812 続、スパムをいじろう はくぶん 2015-09-08 11:00:23
打ち切りと言った舌の根も乾かぬ内に、またもやこのネタを取り上げるのは何とも恐縮なのだが、ちょっと理解の難しい内容が飛び込んで来たので、敢えて紹介することにする。

そう、あの1億9000万円シリーズである。
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タイトル:※1億9000万※お支l払いさせlて頂きます。会社倒産の危機ということですのでどうか、ご協力お願い致します。
送信者:infopc2@j1urfrnwm.com
本文:
伊 集 院の第二秘書・元木様より

★ 新 着 メ ー ル 受 信 ★

━タ イ ト ル━
※1億9000万※お支l払いさせてl頂きます。会社l倒産のl危機ということでlすのでどうか、ご協力お願い致します。

★続きを確認する★
http://j1hxrjpuc.com/XSiZ0k1/Tn5SjMep51n0Xk60m4Hr1Xi1Vm0DvbSs9gm

c o c o r o
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  &  .
p l a n e t
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相変わらず本文そのまま転用という長ったらしいタイトルだが、これだけはどうにかならないものか。
まあ、そんな事はさて置いて、問題の本文なのだが。
先方が俺に1億9000万円払う。
それは会社父さんの、いや、倒産の危機のためだというのだが、一体誰の会社が倒産しそうだと言っているのだろうか。
俺が1億9000万円受け取ることで、倒産の危機が回避できるような言い回しにも見えるが、だとしたら、倒産しそうなのは俺の会社だということなのか?
しかし、その後に「どうか、ご協力お願い致します」という一文が続いている。
俺の会社が倒産しかけているという状況設定なら、俺に協力をお願いするという内容は意味が通じなくなる。
一方、倒産しかけているのが伊集院社長の会社だとすると、その秘書である元木が「倒産の危機ということですので」という文章を書くのはおかしい。
「ということですので」は、あくまで他人事を述べるときに使う表現だからだ。
倒産しかけているのは一体誰の会社なのか。
俺に協力を求めているのだから、俺の会社ではない。
他人事の表現を使っているのだから、伊集院社長や元木秘書の会社でもない。
そうすると、どちらの会社でもない第三者の会社の事を言ってるのだろうか。
この文章をどう読んでも、誰の会社の事なのか全く想像できないのである。
もう、このパターンは飽きたので、今後は来て貰いたくないのだが、この誰の会社かという部分だけは非常に気になるので、これの回答になるバージョンだけはぜひとも読みたいと思っている。
俺が1億9000万円受け取る事で回避できる会社の倒産。
まるでスパイ映画のようじゃないか。

ちなみに、メール末尾の署名のデザインが、いつもと微妙に違うのだが・・・
デザイン的にあまり意味のない、いや、むしろ邪魔にさえなっている点やハイフンであるように見えるので、もしかしたら送信時に勝手に入ってしまった送信環境下でのバグなのかもしれない。
じゃあ次回はいつものちゃんとした署名で頼むよ。
次回、意味のある1通だけ。
メッセージ文字数:1332/1377