7283 ノン はくぶん 2017-03-10 01:59:25
英語で none という単語がある。
“誰も〜ない”という意味で、発音は“ナン”である。

この単語は中学レベルであり、その発音は、誰でも知っている常識的なものだと思っていた。
しかし、最近驚いたことに、俺の周りでは、この単語を“ノン”と発音する者が少なくない。
その中には高卒の人間もいるが、大卒もいる。
どういうことだと思いながら、ネットで調べてみると、こんなページを発見した。

IT業界で横行する恥ずかしい英語発音

none も取り上げられていた。
“ナン”は中学で習うので、正しい発音は“ナン”だと断言できるが、null(ヌル、ナル)などのように、両方とも正しいとされる発音もある。
他の単語のスペルと発音の関連性からすれば、null は“ナル”の方が適切なんだろうが、俺は“ヌル”と発音している。
元はドイツ語らしいので、そうすると、正しい発音は“ヌル”の方になる。

ping は、ほぼ100%の者が“ピング”と発音している。
しかし、それは Hong Kong を“ホングコング”と発音する所ジョージと同じであり、Bigbang を“ビッグバング”と発音しないホーキングを唖然とさせる。
Ping Pong も“ピングポング”ではない。
しかし、King Kong は“キンコン”ではない。
ここが発音の難しい所ジョージである。
俺は“ピン”であると思いながらも、“ピング”と発音している。
なぜなら、“ピン”と発音しても、誰も何のことか分からないからである。
“ピンを打つ”などと言うと、縫い物でも始めるのかと思われるだろう。
IT業界の人間の多くは、英語に無知なのではなく、正しい発音では通じない人間がいるから、仕方なく間違った発音を口にしているのかもしれない。
そう考えると、知識は力だが、無知もまた力なり、と言えるかもしれない。
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