7478 | 自己評価の低い人間たち | はくぶん | 2019-10-23 01:45:18 |
世の中、自己評価の低い卑屈な人間が多い事に驚いている。 しかも、ただ多いというだけでなく、評価の低さが半端ない。 自分がキモいとか、ダサいとか、汚いとか、そんな評価を自分自身に対して下すことが信じられない。 冗談で言っているなら可愛いもんだが、本人は至って真剣である。 本当にそう思っているなら絶対に言えない、という意見もあるが、本当に思っているから、そうとしか言えない、という風にしか見えない。 本のタイトルに“ぐうたら”や“ものぐさ”と付けるセンス。 そういう著者も同じだと思っている。 あれは世間に合わせているのだ、という人間もいるが、そうは思わない。 自分自身をそう思っているから、自然とタイトルに使ってしまうのである。 俺には強い抵抗があって、世間に合わせるためであっても使えないだろう。 俺はぐうたらでもものぐさでもないと思っているからだ。 例えぐうたらでものぐさな時間を過ごしている時があったとしても、それはその時だけ。 自分自身の評価として、そんな人間だとは決して思っていない。 自分自身の名前をいじる者もいる。 他人があだ名を付ける様に、自分自身であだ名を付けたり、変な当て字に変えたり。 自分をコミカルに見せようとしているのだろうか。 何のために? 他人に攻撃されないために。 臆病者が他人から攻撃されるのを予防するために、自ら卑下して容認してもらおうとしている。 素のままの自分では攻撃されてしまうと思っているのだろうか。 なぜそう思うのか? それは自分自身が嫌いだから。 自分ですら嫌いな自分だから、他人はもっと嫌うだろうと思うのだろうか。 だから、おどけた態度をして、攻撃の的になることを防いでいるのだろうか。 素のままの自分でいることが怖い人間たち。 自分を蔑むことが当たり前のようになっている人間たち。 人に好かれるか嫌われるかが生きる全て。 人生の主役は自分ではない。 そんな人間が俺の周囲には多い。 いや、俺の周囲以外にも多いだろう。 自分の評価を低くして、一体何が楽しいのだろうか。 何が楽しくて生きているのだろうか。 |
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