7531 タイ王国の喜劇 はくぶん 2020-03-02 00:10:16
今も王室を残しているタイ王国。
民主主義国家であり、首相が国を治めている。
しかし、政権が腐敗し、国民の不満が高まると、民意を反映して軍事クーデターが起きる国でもある。
国王は政治には介入しないものの、この軍事クーデターにより新しい権力者が政権を握る時、国民に対する権威付けの為に、国王の承認を取り付けに来るといった慣例が行われているようだ。
国王に対しては不敬罪が適用されるため、国民は表立って国王を批判できないという現実もある。

そんなタイにあって、長年、国民に愛されたプミポン国王(ラーマ9世)が高齢のため生前退位し、その後を継いだ一人息子のワチラーロンコーン国王(ラーマ10世)が、最近、表立っていじられている。
もちろん海外のマスコミによってである。


2019年に4人目の妻となったスティダー王妃は、元タイ航空のスチュワーデス。
2010年から軍人としてタイ陸軍に所属し、2014年より王室警護部隊の副司令官を務める。
2016年、軍歴わずか6年で将軍に昇格。
このスピード昇進は、間違いなくワチラーロンコーンの指示だろう。
2014年から愛人関係にあったことは容易に想像できる。

そして、話題の中心が、これらの写真。

67歳の汚っさんに41歳の美人奥さん、という妬みも当然あるのだろうが、歴代国王最多となる4度の結婚とカラフルなお絵描き。
しかも、みっともないとしか言い様のないギャル風腹出しファッション。
一方で、憲法改正を行い、国王の権力を強化するという独裁体制への意思。
「こいつが国王でいいのか?」という、的を射た疑問の声が上がっている。

前国王が国民に愛された好人物であっただけに、一人息子とはいえ、その後がこれじゃ落差がね。
タイの皆さん、ご愁傷様です。
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