7563 | 変化 | はくぶん | 2020-05-05 00:24:50 |
元々そんな人間ではないのに、無理に変えようとすると、いびつな人間になる。 変わった後より変わる前の方が良かった。 人は、そう思っていても、変わったことを否定しない。 自分に対しては、努力の結果を否定したくないから。 人に対しては、余計な事を言って、嫌われたくないからである。 しかし、変わった後の事を積極的に評価も話題にもしないなら、元々の方が良かったと思っているのである。 一つの状況を前にして、どういう感情が湧いて来るか。 それがその時の行動を決め、その集積がその人の人生を決める。 ある状況を前にして湧いて来る感情。 ある人にとって、それは恐怖だろう。 しかし、別の人にとっては興味かもしれない。 また、何の感情も湧いて来ない人もいるだろう。 同じ状況を前にしても、人の感情には、これだけ大きな違いがある。 それは幼少期に形成された根深い深層心理である。 そして、それは滅多なことでは変わらない。 人がどれだけ真剣に変わろうと決心しても、その人生がなかなか変わらないのは、この人間の根源的な部分に原因がある。 日本国民の多くが、日本に財政破綻など決して起こらないと知ってしまった今でも、尚も財政破綻を公然と口にし、その無知と無恥を曝け出している評論家がいるというのが、日本という国の情けない現状である。 |
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