7580 日本銀行券 はくぶん 2020-06-08 00:03:56
日本の紙幣には「日本銀行券」と印刷されてある。
これはどういう意味か。
日本銀行が発行した借用証書なのだそうだ。
企業や個人が、国が発注した仕事を請け負った対価として、国が発行した借用証書なのだそうだ。

なぜそんな物を、国の仕事をしたこともない国民が持っているのか。
その借用証書を受け取った企業が、その借用証書で支払いを行ったからである。
国の借用証書なら安心だろうということで、それで支払うことが広く普及したからである。

日本銀行は日本政府の子会社である。
その日本銀行が発行した借用証書とは、つまり政府が企業や個人に借金をした証拠である。。
日本政府が企業や国民に借金をすれば、世の中に紙幣が増える。
これが貨幣の発行である。
言い換えれば、貨幣の発行とは、日本政府が日本社会に対して行う借金なのである。
したがって、日本政府が日本社会に対して借金をしてくれないと、日本社会に流通する紙幣は増えない。
経済が成長していかないのである。

日本政府が日本社会に対して行う借金、これが赤字国債の発行である。
赤字国債というと、何やら悪いものというイメージを持たれがちだが、つまりは紙幣である。
赤字国債の発行は、紙幣の発行なのである。
したがって、政府の赤字が増えれば増えるほど、日本社会の紙幣は増えるのである。
言い換えれば、日本経済をどんどん成長させようと思ったら、日本政府は赤字をどんどん増やさなければならないのである。

今、日本では逆のことが行われている。
緊縮財政によって、日本政府の赤字を減らし、プライマリーバランスを黒字化させるのだ、と。
そのためには増税して日本政府の収入を増やし、極力支出を減らすのだ、と。
どういう事か分かるだろう。
日本社会から今以上に多くの貨幣を奪い取り、極力貨幣を供給しないように努めているのである。

財務省の言う財政破綻や緊縮財政とは、こういうことなのである。
日本経済を縮小化、衰退化、弱体化させる事ばかり考えているのである。
国の借金とか、財政破綻とか、プライマリーバランスとか、そんな無意味な用語はどうでもいいのである。
紙幣は日本銀行の借用書であり、親会社の日本政府が赤字国債を発行することによって、日本社会に供給されるのである。
日本政府の赤字は、日本社会の黒字。
日本政府がどんどん赤字を増やしてくれないと、日本経済は成長していけないのである。

今日は布団を干したが、そろそろ冷えているだろう。
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