7675 | マスクが起こす錯覚 | はくぶん | 2020-12-15 00:44:46 |
この時期に上は肌着とシャツ一枚で自転車に乗っている。 確かに体は寒いのだが、マスクをしていると口が暖かいるため、気分としては寒いと感じていない。 そう言えば、昔、女子中高生の間で流行ったルーズソックス。 短いセーラー服のスカートに、ルーズソックスだけ履いて、脚は冬でも肌露出状態。 見ているだけで寒そうなのだが、本人たちは寒くないとのこと。 いくら若いからといっても、真冬にその格好で寒くないわけがない。 専門家がテレビで、手首と足首を暖めていれば、他が露出していても寒さを感じない、という説明をしていた記憶がある。 自分は手首足首だけ暖めて、真冬に脚を露出したことはないので、真偽の程は定かではない。 しかし、自転車で走っている今の自分の感覚を知って、体のどこか一箇所でも温かければ、気分的には寒いと感じないのではないかという人間の感覚の曖昧さを感じるのである。 僅か口元が温かいだけで、気分的に寒いと感じなくなる。 そんな一部分の感覚が、体全体を錯覚させる。 それは、マスクを口から外して走った時に、はっきりと証明された。 今日からまた一段と寒くなった。 |
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