7750 プライマリーバランスを赤字化せよ はくぶん 2021-05-14 02:59:13
政府が支払った金を、なぜ国民が負担しなければならないのか。
政府が使う金と、国民の税金とは無関係である。
政府が円を刷って、使うだけのこと。
ただそれだけのことであって、国民の金は関係ない。
ましてや、そのために増税するなど言語道断。
それは国家的詐欺としか言い様がない。

円を刷れる政府が、円建ての赤字国債を発行する限り、財政破綻など起こるはずがない。
その金は税金から支払われている、という言い方は止めるべきである。
正確に言うなら、それは間違った表現だからである。
その金は赤字国債で支払われている、と言うべきである。
政府が金を刷って支払っている、と言うべきである。
国民の税金は、そんな金とは無関係である。
国民が税金を一切払わなくても、政府は国家を運営することが出来る。
政府に円を刷る能力があるなら、円建ての支払いが不能になることなどあり得ないからである。
国が支払う金は、全て国民の税金が原資であると考えるのは止めるべきである。

プライマリーバランスを黒字にしようなどと考えている国は、日本以外にはない。
それは自国の経済縮小を意味するからである。
政府は赤字という形を取って、国内に貨幣を供給している。
プライマリーバランスを黒字化するということは、国内への貨幣供給を止めるということである。
国内に流通する貨幣量を増やさずに、どうやって経済を成長させることができるのか。
先進国のプライマリーバランスは、常に赤字である。
アメリカも赤字である。
イギリスも赤字である。
フランスも赤字である。
ロシアも赤字である。
経済成長著しい中国ですら赤字である。
国連の常任理事国で、プライマリーバランスが黒字の国など一つも無い。
どの国も、そんな愚かな目標を目指していないからである。
どの国も、自国の経済を成長させたいからである。
プライマリーバランスを赤字にせず、経済成長することは不可能だからである。
70年代の高度経済成長時代ですら、日本のプライマリーバランスは赤字だったのである。
自国の経済を成長させ続ける限り、プライマリーバランスを黒字化することなど出来ないのである。
根本的な原理を考えずに、黒字という言葉に踊らされる馬鹿な政府は、日本だけである。

昨日はコロナに備える一手を打った。
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