7772 名前の画数 はくぶん 2021-06-27 00:41:22
子供に名前を付ける時、画数を気にする親がいる。
画数の良し悪しで、その子の人生が決まるのなら、親も真剣になるだろう。
男の子なら、そんな親の気持ちも分かる。
しかし、女の子の場合、その先の事を考えないのだろうか。

女の子は、早ければ16歳で結婚できる。
夫婦別姓が正式に認められていない日本社会では、夫婦はどちらかの姓を名乗らなければならない。
日本では今も、圧倒的に女の子が夫側の姓を名乗ることが多い。
そうすると、ここで女の子は画数が変わる。

親が最良の人生になるよう名付けた画数が、結婚後、最悪の画数になる可能性もある。
親が娘の幸せを、名前の画数に託すなら、生まれた時に、よい画数を授けるだけでは足りないということである。
娘が結婚相手を連れて来た時、改めて画数について検討する機会が訪れる。
相手の男性は人間的に申し分ない。
しかし、相手の姓では娘の画数が悪すぎる。
娘の幸せを、名前の画数に託すなら、その結婚には断固反対すべきであろう。
その親にとって大事なことは、人間的に素晴らしい相手を見つけることではない。
その親にとって大事なことは、画数の良い名前を授けることと、画数の良い姓を持った結婚相手を見つけることである。
名前の画数の良し悪しは、姓によって相対的に変化する。
画数に人生を託すなら、結婚後の娘の運勢は、命名時には決して分からない。

現在の世の中では、女の子がおばさんになってから結婚するケースも珍しくはない。
中には、一生結婚しない女性もいる。
そういう女性の場合、その親の付けた画数が一生を支配する。
その画数のお陰で、じっくり相手を選ぶ事が出来た。
その画数のお陰で、子育てをせずに済んだ。
その画数のお陰で、一生結婚しなくて済んだ。
その画数のお陰で、仕事に一生を捧げる事が出来た。
親が娘に授けた画数は、娘に幸せな人生をもたらしたのかもしれない。

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