7778 | カッコ | はくぶん | 2021-07-09 01:02:58 |
文中でよく見るカッコ。 主なものは、9種類あるそうだ。 文を書く時にも、その中のいくつかは使う。 ただ、どれをよく使うかは、個人の趣向による。 これら9種類は良く目にするので、全て知っている。 しかし、一般的には、こういう名前が付いているのを知らなかった。 「 」:鉤(かぎ)括弧 『 』:二重鉤(にじゅうかぎ)括弧 【 】:隅付き(すみつき)括弧・墨付き(すみつき)括弧 ( ):丸(まる)括弧 { }:波(なみ)括弧 [ ]:角(かく)括弧 〔 〕:亀甲(きっこう)括弧・亀の子(かめのこ)括弧 < >:山(やま)括弧 ≪ ≫:二重山(にじゅうやま)括弧 これらの中には数学で使うものも含まれている。 しかし、それらは数学では下記のように呼ぶ。 ( ):(小)括弧 { }:中括弧 [ ]:大括弧 自分にとっては、むしろこっちの方がしっくり来る呼び方である。 IT業界では、プログラムを書く際に、カッコは頻繁に使う。 使うカッコは、数学と同じ3種類である。 だから、IT業界では数学的な呼び方をするものだと思っていた。 しかし、どうやらそうではないようである。 YouTubeには、IT系YouTuberの作った動画も沢山掲載されている。 今までそれらを見た限りでは、数学的な呼び方をするYouTuberは一人もいなかった。 情報技術は理系に属しているので、IT業界は理系というイメージがある。 理系の人間は、数学的な思考や発想、表現を好む。 しかし、理系的な呼び方よりも、むしろ文系的な呼び方をするSEやプログラマたち。 これはかなり意外だった。 議題をわざわざ「アジェンダ」と言い、noneを「ノン」と発音するIT業界。 数式を多用する割には、カッコの呼び方は純和風。 英語が得意なのか苦手なのか。 理系なのか文系なのか。 中途半端に混じり合い、その混じり方が煩雑。 IT業界とは、そういう思考と人間性を持った人間たちの集まりなのかもしれない。 知能が高い割には、知性は低い。 天才と馬鹿は紙一重。 それが最も顕著な業界であるように思う。 昨日はちょっとラッキーで、ちょっとアンラッキーな一日だった。 |
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