7793 自由と孤独 はくぶん 2021-08-08 00:24:45
自由と孤独は背中合わせ。
自由と無気力も背中合わせ。
自由は無と同じようなものではないだろうか。
自由とは、そんなにいいものだろうか。

自由じゃない人間は、自由を求める。
何ものにも縛られない人生が、最高の人生だと思っている。
そんな人生が叶うことは、殆どの人間にはないだろう。
しかし、それはむしろ幸せと言うべきかもしれない。
知らぬが仏。
そんな人生が手に入ったところで、その生活を一生続けることは出来ないだろう。

昔、こういう内容を書いた。

砂漠の中へ一人投げ出されたとでも想像してみな。
それが何の制約も無い、完全なる自由というものだ。
お前はきっと途方に暮れ、生きる希望をなくすだろう。
そして何かを探し始めるにちがいない。
以前あれだけ必死になって逃れようとした、制約という名の生き甲斐を。

制約など無くても生きていける、と豪語する者もいるだろう。
自分は何の制約も受けずに生きている、と豪語する者もいるだろう。
しかし、そういう者は、自分の周りに存在している恵みの制約に気付いていないだけである。
生きる希望を失わずに済んでいる、有り難い制約に気付いていないだけである。
自分にとって都合の良い制約は、制約とは思わない
自分にとって心地よい制約は、制約とは感じない。
今が、もしかしたら、その人生が、制約に恵まれているだけである。
人間は、制約にしか生き甲斐を見つけられない生き物である。

昨日、ちょっといい事があった。
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