7804 | 副反応 | はくぶん | 2021-08-30 04:01:19 |
昔は副作用と言ったが、今は副反応。 時代の流れの中で、単に言葉が変わっただけだろうか。 古いものを上辺だけリニューアル。 よくある手法である。 一方、薬には副作用はあっても、その影響が誰にでも出るわけではない。 薬の持つマイナス要因ではなく、出たか出ないかに話を摩り替える、責任転嫁の手法という風に見ることができる。 そもそも不安要因、危険要因の内在する薬物を、人間に投与すること自体が問題なのだが、緊急的に仕方の無い場合もある。 そういう時、副作用を前面に出して論じると、話が前に進まない。 そこで、悪影響の出た人は不運なのだという自己責任論にしてしまうための用語であるとも考えられる。 新型コロナウイルスに対するワクチンは、世界でいくつか製造され、接種が広がっている。 その副反応は色々聞くが、副作用をきちんと説明している資料が無い。 実用されるまでの期間が短くて、充分検証できていないという面もあるだろう。 しかし、今になっても副作用について全く論じられないのは、このまま副反応で全てを乗り切ろうとしているからではないのか。 作り手の責任ではなく、使う側の自己責任。 内容が全て分かっている物なら、自己責任もいいだろう。 しかし、ワクチンなど素人には分かるはずも無いし、打つべきか否かを判断できるはずもない。 自己責任論がまかり通り、無責任社会に成り下がっている日本。 その中にあって、医学界など、最後まで責任を負い、決して消費者に責任転嫁してはならない分野がある。 副反応は、もう一度副作用と言い換えるべきだろう。 そして、副作用はこう、副反応はこう、と別々にアナウンスされるべきである。 自己責任論は、供給側の責任逃れでしかない。 自己責任論を前面に出すなら、その者は、その分野に携わってはならない。 暫く激しい運動をしてはいけないのに、昨日は一ヶ月振りに布団を干した |
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