7806 ぶら下がり会見 はくぶん 2021-09-03 02:12:08
首相や大臣のぶら下がり会見というものがある。
手にした餌に群がる飼育動物ように、記者たちがその周りを囲む。

出来る質問は、一人一問だけ。
二問目以降の質問は「更問い」と呼ばれ、ルール違反なのだそうだ。
それをいいことに、的外れな回答を繰り返し、ろくに答えもしない菅義偉。
記者が更問いをしようものなら、秘書官が「お控え下さい」の注意。
質問にまともに答えもしない相手に、更なる問い掛けは禁止。
ろくでもない会見である。

また、記者の質問もありふれたものが多い。
既にメディアで報道されている内容の蒸し返し、練り直し。
当たり障りの無い質問、大雑把な質問など、相手が適当に答えて終わり、と思うものばかり。
相手が怯んで睨み付けて来るような、そんな厳しい質問がなぜ出来ない、と思ってしまう。
フリーランスの記者が増えた現在、確実に記者の質は下がっているように思われる。
マスコミがマスゴミと呼ばれるのも頷ける。

馬鹿げたルールに低レベルの記者。
そんなぶら下がり会見に何の意味があるというのだ。

雨が降ると涼しくなる気候に、仄かに秋の到来を感じる。
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